○良かった点
- ・オンラインプレイ
- ・高難易度
- ・やり込み要素有り
- ・対戦でのゲームバランス
- ・プレイヤーの意識の違い
×悪かった点
Demon's Souls

いま魂が試されようとしている。
一見どこにでもありそうなアクションRPGであるデモンズソウル。しかし他のゲームにはないダークな世界観と多くの斬新なシステムが特徴です。
・肉体と魂の概念・・・プレイヤーは死ぬと、魂(ソウル体)だけの存在となって世界にとどまることとなります。肉体を取り戻すのか、魂だけの存在として生きていくのかはプレイヤーの自由です。
・血痕・・・ネットワークに接続している他のプレイヤーが死んだとき、その場所に血痕が残されます。他の人がその血痕を調べることで、その血痕の主が死んだ瞬間の映像を見ることができ、それを攻略のヒントにすることができます。
・メッセージ・・・プレイヤーは地面にメッセージを残すことができます。そのメッセージは他のプレイヤーも見ることができ、これらも血痕と同じく攻略のヒントとなります。普通のヒント以外にも「心が折れそうだ・・・」や「仲間さえいれば・・・」等の思わずニヤけてしまうようなメッセージもあり、このような人との繋がりもデモンズソウルの魅力の理由の一つです。
・ファントム・・・自分がソウル体のとき、他のプレイヤーの世界にファントムとして侵入することができます。青いファントムとなり仲間となって協力するか、黒いファントムとして敵となって戦うか、プレイスタイルは自由です。
・オンラインプレイ
前述したとおり、デモンズソウルは血痕・メッセージ・ファントムといったシステムによって他のプレイヤーと繋がっています。
中でも敵対プレイが非常に楽しいです。ストーリー進行中に突然「黒いファントムに侵入されました!」という表示が出てきたときはドキドキします。広いマップの中で戦うことになるので、ただ正面から切り合うだけでなく地形を利用した戦い方、待ち伏せ、ときには逃げてしまうなんてこともできます。とにかく自由度が高いです。
・高難易度
他のゲームと比べて難易度が高めだと言われています。
理由としては、雑魚敵が強い・ボスがすごく強い・落下などで即死する・デスペナルティが大きい・敵としてプレイヤーが侵入してくる・・・などなど挙げると沢山あります。
しかし、血痕やメッセージをヒントに注意しながら進めば罠を回避することができます。
どうしても勝てないボスがいても、他のプレイヤーに助けてもらうことで倒せるはずです。
難易度は高ければ高いほど、乗り越えたときの喜びは大きいものです。
何度死んでも諦めず頑張ってください。
・やり込み要素有り
一度クリアしても、敵が大幅に強くなった2週目に突入できます。ストーリーはプレイする気がなくても、ファントムとなってオンラインプレイ専門プレイヤーになるのもいいでしょう。デモンズソウルの敵対プレイは、他の対戦ゲームを超えるほどの楽しさがあります。
また、PS3のトロフィー機能があり、特定のアイテム・武器等を入手することで得ることができます。トロフィーを全て集めるのもよいでしょう。
・対戦でのゲームバランス
デモンズソウルはそもそも対戦がメインのゲームではないので仕方ないことではありますが、対戦してみてゲームバランスが悪いと思う箇所がいくつかありました。
普通にプレイする人には全く気にならないと思いますが、対戦ゲームが好きでバランスを重視する人には注意です。
・プレイヤーの意識の違い
ゲームの性質上、敵対プレイでの侵入される側(挑まれる側)には拒否権がありません。ゲームセンターの格ゲーのようなものだと考えてください。
プレイヤーの中には対戦したくないという人が少なからずいます。そのような人を倒してしまうと、知らない間に相手に不快感を与えてしまうことになります。
しかしながら、こういうゲームなのだから侵入する側にも非はないわけですので、これらの問題はプレイヤー同士で解決するしかありません。